両親に同伴して日本各地を回る旅を毎年恒例でしていますが、またその季節がやってきました。今年は母親のリクエストである、足立美術館と小京都・倉敷、厳島神社です。足立美術館は島根県、倉敷は岡山県、広島は広島県で、中国地方の旅になります。
旅行に行く前に情報収集、飛行機と宿、交通手段を調べるのですが中国地方の縦の移動は大変で、JRの特急を使っても米子から岡山まで2時間以上かかります。母親のリクエストとはいえ、結構長い時間を乗り物にのって過ごす旅になりそうです。旅程は4泊5日で、旭川(北海道)、羽田空港(東京都)、米子空港(鳥取県)、足立美術館(島根県)、岡山・倉敷(岡山県)、広島(広島県)、広島空港、羽田空港、旭川の流れになりました。結構大変な旅程です。
初日は移動でまずは米子空港に着きましたが暑い暑いこと。時間節約のためタクシーを使い水木しげるロードへ行き、そのまま水木しげる記念館へ。ゲゲゲの鬼太郎ということで年配の両親も知っているコンテンツです。そのあと皆生温泉(かいけ、と読みます)で一泊。
翌日は本命の一つである、足立美術館へ移動します。JR米子駅の隣であるJR安来駅(やすぎ)に行きます(実は島根県に入っています)。ここからシャトルバスに乗って足立美術館へ向かうのですが、朝からバス待ちで結構混んでいました。なんとか両親とはぐれずにバスに乗り、日本庭園と美術品を見学しました。日本庭園は日本一ということでなかなかの圧巻でした。バスで戻りJR安来駅(やすぎ)から特急やくもに乗り、岡山へ。安来駅は島根県ということもあり、NHK連続テレビ小説の「ばげばげ」に宣伝が目につきます。なんか人が多いと思いましたが、テレビ効果のようです。岡山まで2時間20分と長旅でしたがなんとかつきました。岡山駅は結構大きいのと、お土産のお菓子売り場がかなり豊富なところが印象でした。
岡山駅の近くのホテルで1泊して、母親のリクエストである倉敷へ。昔は大阪に住んでいたのですが、岡山の隣の姫路までは行ったことがありますが、岡山と倉敷は初めてな気がします(高校の修学旅行では中継点で夜に泊まって朝早くバスに出たので一瞬いたことはあります)。倉敷は日本でジーンズ発祥の地らしく、いろいろ売っていました。昔の日本の家屋のような通りでは結構観光客の人が多く、外国人の方もたくさん来ていました。倉敷を観光した後は新幹線ののぞみが発着するため岡山駅に戻り、新幹線で広島へ向かいました。広島駅について宿泊するホテルへ移動するのですが、路面電車は激コミでなかなか乗るのと降りるのが大変でした。ホテルは外国人の方がとても多く泊まっていました。この日の夜は広島のお好み焼き(みっちゃん)を堪能しました。
広島の滞在は丸1日で、ホテルから原爆ドームと広島平和記念資料館はとても近いのですが、広島平和記念資料館は海外からの来賓対応で午前中は入館と一時止めるとの情報がWebにあったため朝から厳島神社へ。広島駅から結構かかるのですが、JRを乗り換えて船に乗るのはなんか観光に来た気がします。厳島神社は自分は2回目ですが、1回目は10年以上前ということもあり新鮮な気持ちでしたが、外国人の方がこんなに多くいるのは驚きでした。海の満ち引きの都合は残念ながら鳥居まで歩いていくことはできなかったですが、お参りできてよかったです。そのあとは原爆ドームと広島平和記念資料館へ移動して観光してきましたが、広島平和記念資料館の外国人が多いこと多いこと。どうもアメリカのオバマ大統領が来たことをきっかけに外国人の人がすごい来るようになったらしいです(とはいえ、入館料200円は安すぎる)。人混みの中をなんとか展示を見て、ホテルに戻りました。とても暑く、とても歩いた一日でした。
最終日は移動で終わる一日でした。広島バスセンターは行ったことなかったのですが、街中のそごうの3階にあるんですね。ここから広島空港へ移動し(1時間と少しで遠い)、羽田空港で移動しました。自分は東京住まいのため両親とここで別れました(両親は夕方の乗り継ぎ便で北海道の旭川へ帰る)。4泊5日の予定でしたが、移動が大変な旅行でした。
今回は貴重な山陰地方へ行くことができたため、人生経験を積めてよい旅行でした。