KMSを有効にしてIntel HD Graphicを使う

最終更新日時:2014-05-01 22:16

初版公開日時:2014-05-01 22:16


 Debian GNU/kFreeBSDのjessie(実際はリリースされませんが)のkfreebsd-image-10の10.1系カーネルでKMSが動作することを確認しています。(動作確認したPCはThinkpad X220)

 FreeBSDはKMSが使えるようになっており、kFreeBSDでもようやくKMSが使えるようになりました。KMSを使わないとIntel GPUではX Window SystemがVESAドライバで起動してしまいます。

 KMSを有効にするにはi915kms.koをコンソールでロードしておいてから、X Window Systemを起動するとIntel GPUでも液晶モニタを最大解像度で利用できたり、プロジェクタ出力ができるようになります(同時にdrm2.koもロードされます)。OS起動時のロードする場合は"/etc/modules"に"i915kms"を追記してください。

# kldload i915kms

 ただ、i915kms.koをロードせずに一度X Window Systemを起動するとi915.koとdrm.koがロードされた状態になります。i915.koおよびdrm.koがロードされている状態でi915kms.koをロードするとkernelが落ちて再起動するようですので、ご注意ください。


auther: dictoss

地元の北海道から流れて大阪へ行き、現在は東京でお仕事中。仕事ではRHEL互換OS、家ではDebianを使い何かしようと画策中。投稿は個人の見解であり所属する組織の公式見解ではありません。

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