FreeBSDは昔使っていたのですが、他のBSDを試せていなかったです。前々から使おうと思っていたNetBSDを初めてインストールしてみました。インストールしたバージョンはNetBSD-9 amd64です。インストール先はHyper-Vの仮想マシンでMBRブートな状況でインストールしてみました。とりあえず起動したので、build.shを練習してみようと思います。
なぜNetBSDかというと、32bitコンピュータで起こる2038年問題を解決したOSであるいうことです。NetBSDはNetBSD-6のリリース(2012年なのでだいぶ前)からtime_t型=long long に変更をしています。Linuxディストリビューションはバイナリでパッケージを配布しているためABIを壊すわけにはいかない事情があります。kernelなどにtime_t型をlong longできるようなコードは入っていますが、また32bit CPUではtime_t = 32bitなものがほとんどと思います。
手持ちに古いRaspberry Pi 2 Bが2台あるのですが、raspbianも飽きたので別のOSを試してみようというわけです。Raspberry Pi 2 Bは初代Raspberry Piからクアッドコアになって大幅にCPU性能がアップしたのですが32bit CPUです(debianでいうアーキテクチャのarmelやarmhfで動く)。OSを変えるなら2038年問題を解決したものがよい、と思いNetBSDを試してみようとなったわけです。
NetBSDのRaspberry Pi 向けの情報のURLと @ebijun さんが作ってくれているイメージのURLを貼っておきます。これをまずは試してみようと思っています。