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最終更新日時:2011-04-17 17:19

初版公開日時:2011-04-17 17:19

タグ: diary

昨日4/16は東京Debnian勉強会が開催されたので参加してきました。以下、感想。

--課題 今回の震災でDebianをどのように活躍したか、というお題でした。特に変わらない、サーバをレンタルサーバ屋さんへ移行したりサーバを減らしたりした、緊急地震速報に連動したあソフトを書いてみた等々でした。

--新会長の所信表明 2011年度の新会長こと@mkouheiさん。今までの活動を続けつつ、20代以下の人たちをDebianの開発者なり利用者として取り込みたいとのことです。みなさん、Debian使ってみませんか、開発してみませんか。

--backports.debian.org の活用 Debian.orgの公式になったバックポーツです。今までもバックポーツについては語られることはたびたびありました。今回は本流とバックポーツをメンテナンスする開発者側に目を向けた話でした。バックポーツはバグレポートではなくMLにバグ報告すること、サーバは別管理している、バックポーツで依存が多すぎるものはやらないほうが痛い目見ないでいい、とう感じ。 今はsqueezeがリリースされて日が浅いですが、日がたつにつれてバックポーツのありがたさがわかってくるのかなと思います。(unstable使えばいいという案もありますがね)

--initramfs-tools関連 Linuxを起動する処理で使われる仕組みであるinitramfsとそのツール類であるinitramfs-tools。組み込み屋さんではない私には少し難しかったです。電源をONしてからのカーネルがどう起動していくのかのざっくりした流れ、breakしてデバッグしましょう、Ctrl+Cを有効をするようにちょっとしたスクリプトの紹介でした。私としてはESXiで提供ファームウェアの展開後に自前のinitramfsファームウェアをオーバーレイすることにより差分適用して多くのハードウェアで動かすという話は秀逸なアイデアであると感じました。

--Pythonのパッケージを作ってみた話 パッケージを作っていく上で悩むことがあり、これはどうすればいいの?という話。ライセンスやdocについて、パッケージの分割について、判断の基準になる情報元となるdebian policy、やdepの話が出ました。 私はパッケージのメンテナンスや開発はしていないのであまり深い知識はないためとっかかりになってよかったです。

--PPC64ポーティング PPC64という一度日の目を浴びることなく終了したプロジェクトを再開するべくいろいろ考えてみた、という話。命令セットは32bit固定長なので64bitにしても処理が長くなるというCPUに直結した話が出ました。ひとまず64ビットでかつサポートする新しい命令を使って32bitより早いことを証明すべく、ベンチマークをとってみるのがいいのではないかとなりました。 現在MacintoshもIntel CPUを搭載しているためPowerPCをサーバやデスクトップ用途で使用する気配があまりなさそうな気もしますが・・・。

--宴会 Ubuntuネタで盛り上がりました。

みなさんお疲れさまでした。


auther: dictoss

地元の北海道から流れて大阪へ行き、現在は東京でお仕事中。 仕事ではCentOS、家ではDebianとFreeBSDを使い何かしようと画策中。

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